関電工とウエアラブルシステム「サーモMR」を共同開発しました。
「目に見えないものを可視化して現場に生かす」(関電工 戦略技術開発本部)をコンセプトとしています。
MR×サーモカメラで、点検業務を革新
電気工事の現場では、毎回状況が異なる「一品一様」の作業がほとんどです。そのため、あらかじめ作業手順をマニュアル化しにくく、属人化やミスのリスクがつきまといます。
私たちがご提案するのは、MR(複合現実)技術を活用した次世代の点検ソリューションです。
特に火災リスクの高い電気盤の異常発熱対策として、MRゴーグルと赤外線カメラを連携。
現場での熱画像を3次元温度分布でリアルタイム表示し、異常な過熱箇所(温度が高すぎる場所)を見つけたときには警告音で知らせるため、見落としのない点検と記録の確実性を実現します。また、データは保存や報告書作成にも活用できます。
主な特長
- 温度異常を即座に検知・可視化
MRゴーグルの視界上に、異常箇所の熱画像とアラートを表示。現場での確認・記録もワンタッチです。 - 「正常な状態」がひと目で分かる
設備ごとの基準温度を、現物の上にデータ表示。新人でも迷わず作業できます。 - 遠隔支援で“その場”に専門家がいる安心感
現場の映像をリアルタイムで共有し、遠隔から作業をナビゲート。図面や指示も視界に直接表示できます。
これは、空間情報を活用するMRならではのソリューションです。
サーモカメラなどのIoT機器と組み合わせることで、まるで「現場とデジタルをつなぐ接着剤」のように、作業の効率化・ミス削減・教育支援に貢献します。

(本動画は関電工様からご提供頂きました)