当社では、建設現場における巡回点検業務の効率化と省人化を目的として、XR技術と連携する4足歩行ロボットの開発を進めています。その一環として、「iVoRi XRロボット連携オプション」を搭載した小型電動4足歩行ロボットを開発しました。

開発事例紹介：「iVoRi XRロボット連携オプション」搭載 小型電動4足歩行ロボット

このロボットは、あらかじめ設定されたルートに従って現場を自動巡回し、撮影した映像をもとに施工状況を3次元CGデータとして可視化します。撮影にはロボットに接続されたiPadと専用アプリを使用し、取得した映像はリアルタイムで共有されるため、遠隔地からでも現場の正確な状況を把握することが可能です。

また、ロボットは段差や階段、障害物といった複雑な地形にも対応可能で、遠隔操縦機能や異常検知・通知といった点検ニーズに応じた機能拡張も実現しています。

本技術は、2025年開催の関西・大阪万博の建設現場をはじめとした実証実験を通じて、今後の本格導入に向けた検証を進めています。

※XR（エクステンデッド・リアリティ）とは、AR（拡張現実）、VR（仮想現実）、MR（複合現実）などを含む、現実世界とデジタル世界を融合させる先端技術の総称です。

動画：小型電動4足歩行ロボットが動画でご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=ib4BUecbZ3s

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