建設業界全体の深刻な人手不足と高齢化、そしてDX推進の遅れという課題に対し、株式会社ポケット・クエリーズと鉄建建設株式会社は、鉄道建設現場における作業効率と安全性を高めるため、四足歩行ロボットの実証実験を開始しました。
開発の背景・課題
鉄道建設現場は、限られた時間内での作業や、安全確保のための厳しい制約があります。人手不足が深刻化する中で、これらの現場での作業負担を軽減し、効率を高める新たなソリューションが求められていました。
ご提案内容・開発のポイント
本実証実験では、四足歩行ロボットの現場適用性を検証し、XR技術との連携によるさらなる機能向上を目指します。
- 現場での安定性と障害物回避: 鉄道建設現場という特殊な環境下でのロボットの安定した走行性能と障害物回避能力を評価します。
- 遠隔操作機能の検証: 宿泊施設からの遠隔操作性能を評価し、作業員の移動負担軽減と効率的な現場管理の可能性を探ります。
- XR技術との連携: ロボットの機能拡張と、より安全で効率的な建設現場の実現に向けたXR技術の統合を検討します。
導入効果
本実証実験の成功により、鉄道建設現場における労働力不足の緩和、作業効率の向上、そして作業員の安全性向上が期待されます。特に、危険な場所での作業をロボットに代替させることで、人命に関わるリスクを低減し、現場のDXを加速させます。
今後の展望
ポケット・クエリーズは、本実証実験で得られた知見を基に、鉄道インフラを含む多様な建設現場の課題解決に貢献するDXツールの開発を推進してまいります。
関連リンク

四足歩行ロボット Unitree Go2-W